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マングローブ林の生態系生態学
今井 伸夫, 古川 恵太, 中嶋 亮太, 檜谷 昴 (2021) 東京農大出版会, p296
Alongi D (2009) The Energetics of Mangrove Forests. Springerを邦訳
マングローブ林を、樹木・菌類・プランクトン・甲殻類・魚類など多くの生き物、また水や砂泥、炭素や栄養塩など多様な視点から知ることができる。他に日本語で読める類書はないと思われるので是非。

Introduction

これまで、マングローブ林や熱帯生産林において森林の構造や樹木多様性、炭素動態を調べてきました。温帯林や熱帯の原生林ではこうした基本的な生態学的特性はよく調べられていますが、貧栄養や攪乱などの制限環境下にあるマングローブ林や熱帯二次林では定量的データが不足しています。このような制限環境下にありながら資源価値の高い森林を、徹底したフィールドワークや化学分析を通して、生物の環境適応機構の解明とその持続的利用法の開発を目指してきました。最近は、菌根菌の呼吸、標高傾度に沿った森林の変化、半自然草地に関する研究にも取り組んでいます。

I have studied forest structure, tree diversity, and carbon dynamics in mangroves and tropical production forests. These basic ecological variables have been well investigated in temperate and primary tropical forests, but quantitative data are still lacking for oligotrophic mangroves and degraded tropical forests. I have tied to elucidate the adaptation mechanisms of vegetation to the harsh environments with high conservation value, and to biodiersity monitoring system for their conservation. I also started the studies on seminatural grassland, mycorrhizal hyphal respiration, and the altitudinal change in ecosystem functions.


What's New

2022.8.9-23: マレーシア・サバにて野外調査
2022.7.30-8.2: 西表島にて野外調査
2022.7.24-27: 南アルプス・北岳にて野外調査
2022.7.20-22: 熊本・阿蘇にて野外調査
2022.7.16: ホームページをレスポンシブ(PC, スマホ, タブレットなど様々な端末)対応にリニューアル
2022.7.12: 熱帯二次林におけるシダ・ツル類の密生マント群落が森林回復を阻害することを示した共同研究論文がRemote Sensing誌に掲載 (Takeshige et al. 2022)
2022.7.9: インスタグラム始めました
2022.6.1: Journal of Forest Research誌のAssociate Editor-in-Chief(Silviculture and Plant Sciences section)
2022.3.27-29: 森林学会、*学部生、榮君* 「暖温帯二次林における土壌呼吸に占める子実体呼吸の割合の季節変化」
2022.3.14: B4寺井さんが生態学会でポスター最優秀賞(物質循環分野)を受賞
2022.3.14-19: 生態学会(福岡)、*学部生, **院生
寺井さん* 「暖温帯二次林における菌根菌糸生産の季節変化 : 異なる菌根菌タイプの樹種間比較」
平野君** 「暖温帯二次林における根滲出物速度の季節変化」
秦さん 「伐採強度が異なるボルネオ熱帯降雨林における土壌炭素貯留変動と土壌要因のモデル検証」
澤田さん 「森林の生態系サービスを認証する: 熱帯木材生産林での広域的な炭素貯留量の評価」
今井 「劣化した熱帯択伐林の構造、種組成と更新特性」
2022.3.7: 大学院生・平野君の修士論文がEcology and Evolution誌に掲載 (Hirano et al. 2022)。ボルネオ島の野外施肥実験区において、根圏リン酸分解酵素活性の主要樹種間の違いを明らかにした。
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